スタンドを歩いていると、甘く香ばしい匂いとともに出くわすのが大判焼き売店の熱気あふれる行列です。メモリアルスタンドやフジビュースタンド周辺で販売されているこの和菓子は、府中競馬場の隠れたソウルフードとして知られています。
行列が絶えない最大の理由は、「焼き立て熱々」の圧倒的なクオリティとコストパフォーマンスの高さにあります。熟練のスタッフが鉄板で次々と焼き上げる生地は、外側がカリッと香ばしく、内側はもっちりとした弾力。表面には幸運をもたらすといわれる「蹄鉄マーク」や「馬」の焼き印がしっかりと押されており、競馬場ならではの縁起物としても親しまれています。
中身のあんは、甘さ控えめで小豆の粒感がしっかり残った「つぶあん」と、濃厚でミルキーな「カスタードクリーム」の2枚看板。1個数百円という手頃な価格帯ながらずっしりとした重量感があり、午後のメインレースに向けたパワーチャージとして老若男女問わず飛ぶように売れています。