騒動の舞台となったのは、2016年後半に開催された国内最大級のeスポーツ大会「RAGE Shadowverse」のオフライン予選でした。当時、デジタルカードゲームとしての地位を急速に確立しつつあったシャドウバースにおいて、トップクラスの実力と発信力を持っていたちょもす氏は優勝候補のひとりとして参戦していました。
事件の発端は、大会進行中の対戦席で発生したデッキ登録や端末トラブルに関する運営側の裁定ミスです。対戦相手の申告漏れやルール違反の疑いが生じた際、大会ジャッジが提示した対応が一貫性を欠き、ルールブックの明文規定に基づかない曖昧な判断によって試合進行が強行されたとされています。
競技の公平性を著しく損なう現場の対応に対し、ちょもす氏はその場で抗議を行いましたが、運営側から納得のいく説明が得られることはありませんでした。この一件が、後に日本のeスポーツ運営のあり方を根本から問う契機となります。