10代前半でデビューした頃の彼女は、圧倒的な透明感と無邪気な笑顔で一躍脚光を浴びた。笑った際に歯茎がのぞく微笑みは一般にガミースマイルとも称されるが、彼女の場合はそれが冷たさを感じさせない圧倒的な親しみやすさと、少女特有の愛らしさとして視聴者の心に強く刻まれた。
時を経て20代、30代へと差し掛かる中で、その笑顔はより多彩なニュアンスを帯びるようになった。屈託のない少女のような弾ける微笑から、ふと魅せる物憂げでシリアスな表情まで、口元の動きひとつで役柄の心情を鮮やかに描き分ける。コンプレックスと捉えられがちな要素すらも魅力的な武器へと転換させる姿は、彼女の表現者としての確かな強みだ。