教育界に目を向けると、この世代を取り巻く環境は激変している。文部科学省が推進するGIGAスクール構想の恩恵を中学生時代から本格的に受けた最初の世代であり、デジタル端末を活用した学習が当たり前となった。学習塾などの教育業界では、単なる知識の暗記にとどまらない、主体的・探究的な学びの成果が評価される入試改革への対応が急務となっている。
高校受験の現場でも、従来型の偏差値重視から、個人の強みやデジタルスキル、探究活動の実績を重視する選抜方法へのシフトが進む。教育関係者からは「デジタルとアナログの双方を自在に使いこなす柔軟性がある一方で、対面でのコミュニケーションの深まりに課題を感じる生徒もいる」といった声があがる。社会の変化に伴い、求められる能力の定義そのものが変わりつつある。