長野県を代表する食文化の発信地としても、駅周辺の進化は止まらない。改札を出て徒歩数十秒のエリアには、打ち立ての信州そばを提供する老舗から、地元の銘醸蔵が手がける日本酒バーまでが軒を連ねる。長野特有の「山賊焼」を香ばしく揚げあげる匂いが、旅人の食欲を強く刺激する。
近年特に注目を集めているのが、松本周辺で盛り上がりを見せるクラフトビール文化だ。駅ビルのリニューアルに伴い新設されたタップルームでは、北アルプスの清冽な湧水を使って醸造されたローカルビールが常時数種類タップから注がれる。電車を待つ短い時間で地元の味覚を堪能できる贅沢が、訪れる人々を魅了してやまない。