ゴリの近年のキャリアを語る上で欠かせないのが、本名である「照屋年之」名義での映画監督活動だ。長編映画『洗骨』は、沖縄の離島に伝わる風習を題材に家族の葛藤と再生を描き出し、国内外の映画祭で絶賛を浴びた。数々の賞を受賞した同作は、単なる芸人の副業という域を完全に超えている。
同作をはじめとする作品群は、Netflixなどの大手ストリーミングサービスを通じて世界中に配信され、新たなファン層を開拓した。肉体をフルに使う破天荒なギャグで一世を風靡した男が、繊細な人間ドラマを紡ぎ出す映像作家へと昇華した姿は、芸能界においても異彩を放っている。