静岡県には静岡放送(SBS)、テレビ静岡(SUT)、静岡第一テレビ(SDT)、静岡朝日テレビ(SATV)の民放4局にNHK静岡放送局が加わり、全国でも指折りの放送激戦区を形成している。かつては「静岡で実績を積み、首都圏のキー局や大手プロダクションへステップアップする」ことがひとつの王道キャリアと見なされていた。
しかし、その潮流は今や大きく変わりつつある。静岡という地域に腰を据えたまま、全国レベルの発言力とファン層を獲得するアナウンサーが相次いでいるからだ。豊かな自然と食文化に恵まれた魅力的な生活環境、そして東京へのアクセスの良さ。この好条件を背景に、ローカルに根ざしながらグローバルに届く発信を行う「新しい働き方」が定着している。