学内の閉じた空間から飛び出し、フィールドワークを軸に置くプログラムもAITOSの大きな柱だ。札幌市内にとどまらず、十勝のスマート農業推進現場、道東の観光DX実証エリア、道南の海洋資源循環プロジェクトなど、北海道全域が学生たちの実験場となっている。
ある学生グループは、地元の一次産業事業者が抱える物流コストの高騰に対し、独自のデータ分析に基づく共同配送モデルを提案した。提案だけに終わらず、実際に試行運用まで立ち上げたという。教室で得た理論を現場で泥臭く試す過程を通じて、学生たちは教科書からは得られない粘り強い問題解決力を身につけていく。