1939年に東京で生まれた夏八木勲さんは、慶應義塾大学を中退後、演劇の道を志して俳優座養成所へ入所しました。この時に入所した第15期生は、のちに日本演劇界・映画界の顔となる錚々たる才能が集結していたことから「花の15期生」と呼ばれています。
同期には原田芳雄さんをはじめ、地井武男さん、村井國夫さん、前田吟さん、林隆三さん、小野武彦さんらが名を連ねていました。中でも原田芳雄さんとは若い頃から互いに刺激を与え合う無二の親友であり、終生のライバル関係を築きました。
野性味あふれる風貌と鍛え上げられた肉体を武器に、1966年に映画『骨までしゃぶる』で主演デビュー。以降、東映やくざ映画や時代劇などで頭角を現し、単なる二枚目にとどまらない骨太な存在感を確立していきました。2011年に原田芳雄さんが他界した際には、夏八木さんが涙ながらに弔辞を読んだ姿も多くの人々の胸を打ちました。