夜間に口にしたものが体脂肪になりやすい最大の理由は、体内時計を司るタンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」の存在です。BMAL1は脂肪細胞内で脂肪の合成を促進し、分解を抑制する働きを持ちます。
生体リズムの研究において、血中のBMAL1量は午後10時から深夜2時頃にかけてピークに達し、昼間の午後2時〜3時頃と比較して最大で約20倍から50倍近くまで急増することが判明しています。21時以降に糖質や脂質を多く含む食事を摂ると、過剰なエネルギーがそのまま体脂肪として蓄積されやすくなるため、21時をタイムリミットに設定することは理にかなった防衛策となります。
さらに、就寝時に胃腸の消化活動が落ち着いていると、成長ホルモンがスムーズに分泌されます。成長ホルモンには筋肉の修復だけでなく、一晩で約300kcal相当の脂肪を分解する作用があり、空腹状態で眠りにつくことこそが究極の痩せ体質をつくる基本構造です。