こうした求職者の意識変化を受け、先進的な企業は採用広報のあり方を根本から見直している。情緒的な形容詞を徹底的に排除し、ファクトとデータに基づいた情報開示へと舵を切っているのだ。
例えば、「アットホームな職場」と書く代わりに、「平均残業時間12時間」「有給消化率85%」「リモートワーク実施率70%」といった具体的な数値を並べる。また、社内の人間関係についても、「業務外のイベントは完全自由参加」「プライベートの連絡先交換の禁止」など、境界線を明確にすることをアピールする企業が増えている。曖昧な優しさをアピールする時代は終わった。