物語は前話ラストの爆破テロ直後、煙が充満するウランバートルの隠れ家から幕を開けた。緊迫した空気のなか、黒須が見せた動きは極めて不自然だ。乃木の指示を待たずに通信端末を破棄した挙句、彼の胸元で一瞬光ったエメラルドの指輪。あれはシーズン1の別班潜入時に登場したアイテムとは明らかに型が異なる。
海外の熱狂的な考察クラスタでは、あの指輪が旧サハラ交易ルートで使われていた暗号シグナルではないかという説が急速に支持を集めている。黒須は本当に乃木の忠実な部下のままなのか。あるいは、乃木すら把握していない「別班内部の別班」として動いているのか。冒頭わずか5分間で提示された視覚的トリックが、視聴者の脳を揺さぶり続ける。