コンビ解散後、ベストセラー漫画家として独自のポジションを確立した相方の矢部太郎。二人の関係性は、騒動直後に冷え切ったと見られていたが、時の経過とともに確かな変化を見せている。
矢部が温かい目線で描き出す表現の世界と、入江が現場で泥にまみれて汗を流す現実。対極にある二人だが、互いの活動を遠くから見守る無言の絆は途切れていない。「矢部には本当に申し訳ないことをしたという思いが今もある。だからこそ、自分が恥ずかしくない生き方をしなければならない」。言葉少なに語る姿には、かつての軽妙な「後輩キャラ」の面影はなく、一人の事業家としての覚悟がにじむ。