マイメロのお母さんが放つ数々のセリフは、長年ファンの間で「隠れた名言」として親しまれていましたが、2026年1月、思わぬ形で社会的な論争へと発展しました。それがサンリオによる「マイメロディ ママの名言グッズ」発売中止騒動です。
当時、バレンタイン企画の一環として、お母さんのセリフをあしらったメモ帳やポーチなどの雑貨が商品化される予定でした。しかし、商品化発表直後からSNS上で激しい議論が巻き起こります。
発端となったのは、「女の敵はいつだって女」といったセリフを切り取ってグッズに配置した点でした。「女性同士の分断やステレオタイプを助長するのではないか」「現代のジェンダー観から見て時代遅れでは」といった批判的な意見が一部のユーザーから寄せられたのです。
一方で、アニメをリアルタイムで観ていたファン層からは猛烈な擁護の声が上がりました。「作品特有のブラックユーモアや文脈を知っていれば笑えるネタなのに」「アニメのギャグを文字面だけで過剰に問題視するのはおかしい」といった意見が殺到し、SNSは騒然となりました。
議論が過熱する中、サンリオは2026年1月17日、「お客様からの様々なご意見を総合的に判断した結果」として、当該グッズの発売中止を正式に発表しました。ファミリー層から支持されるグローバルブランドとして、コンプライアンスや多様性への配慮を最優先せざるを得なかった企業の苦渋の決断だったと受け止められています。