根拠のない噂が長期間にわたって検索エンジン上に残り続けるのは、ネット特有の構造が関係している。GoogleやYahoo!などの検索機能は、ユーザーが多く検索したワードの組み合わせを「関心の高い関連語」として自動提示する。真偽を確認したい人々が「大野 智 クスリ」と打ち込むことで、サジェストが更新され続ける負のスパイラルが形成されているのだ。
また、PV(ページビュー)獲得を狙うまとめサイトやSNSのアカウントが、過去の週刊誌報道を再構成してセンセーショナルに煽ることも原因の一つと言える。事実確認を置き去りにした情報拡散が、存在しない疑惑をあたかも事実であるかのように見せる歪んだ環境を作り出している。