多くの読者を涙の渦に巻き込んだ伊黒 甘露寺 結末は、鬼舞辻無惨との最終決戦において描かれました。無限城崩壊から市街地での総力戦に至るまで、二人は前線で死力を尽くして戦い抜きます。
激闘の中で甘露寺は無惨の広範囲攻撃を受け、左頬と左耳を削ぎ落とされる重傷を負って一時戦線離脱を余儀なくされます。伊黒は激昂しながらも彼女を隠に託し、「もういい、十分にやった」と彼女の命を守ることを最優先にしました。その後、伊黒自身も無惨の爪牙によって両目を斬裂かれて盲目となりながら、相棒の白蛇・鏑丸の視覚伝達と炭治郎との共闘によって赫刀を発現させ、夜明けまで無惨を地上に縫い止めました。
夜明けが訪れ、無惨が陽光によって消滅した直後の第200話にて、おばみつ 死亡 理由となる決定的な場面が訪れます。無惨の猛毒と全身に及ぶ致命傷により、もはや二人の命は尽きかけていました。痛覚すら失われつつある暗闇の中、伊黒はボロボロになった甘露寺を抱き留めます。
自らの死を悟った甘露寺は、伊黒の胸の中で「私、伊黒さんが好き」「伊黒さんとご飯食べてる時が一番楽しかったの」と溢れ出す想いを伝え、伊黒小芭内 甘露寺蜜璃 告白の名シーンへと繋がります。
「生まれ変われたら、また人間に生まれ変われたら、私のことお嫁さんにしてくれる?」と涙ながらに願う甘露寺に対し、伊黒は優しく微笑みながら「勿論だ。蜜璃が俺でいいと言ってくれるなら」と応えました。「絶対に死なせない、今度こそ幸せにする」と誓い合った二人は、寄り添うようにして静かに息を引き取ったのです。