「味噌とカレーと牛乳」という一見喧嘩しそうな素材が、なぜこれほどまでに調和するのか。そこには科学的とも言える旨味の相互作用が存在する。
ベースとなる豚骨と野菜の出汁に赤味噌の豊かな塩気とコクが合わさり、そこにカレー粉のスパイシーな香味が刺さる。ここへ牛乳を加えることで、カプサイシンの刺激がマイルドに包み込まれ、乳脂肪分がスープ全体のコクを底上げする。さらに仕上げのバターが溶け出すことで、一口目から芳醇なコクと甘みが口いっぱいに広がるのだ。縮れ麺がこの濃厚なスープをしっかりと持ち上げ、噛むたびに複層的な味わいが爆発する。