近年、地球規模で進行する海水温の上昇は、日本の沿岸部にも深刻な影響を及ぼしています。海水温が高く保たれることで、これまでは冬場にピークを迎えていたノロウイルスの活動サイクルが狂い始め、さらに夏場に活発化する「腸炎ビブリオ」などの細菌リスクが秋口まで長引く現象が確認されています。
2026年の最新研究では、海水温が1度上昇するだけで、沿岸部のプランクトン構成が変化し、牡蠣が体内に取り込むウイルスの蓄積スピードが加速することが指摘されています。かつての「Rのつく月(9月〜4月)なら安全」という格言は、もはや現代の気候変動の前では通用しなくなっているのです。