ふたりの出会いは1980年代後半にさかのぼる。当時、大衆演劇の女形として「下町の玉三郎」の異名を取り、1982年の楽曲『夢芝居』の大ヒットによって一躍全国区のスターとなった梅沢富美男。一方の雅子氏は、劇団梅沢富美男のハワイ公演を訪れたことがきっかけで彼と出会った。
当時、すでに劇団の座長として絶大な人気を誇っていた梅沢だったが、雅子氏の知的で凛とした美しさに一目惚れ。猛烈なアプローチを開始したという。舞台の上で華麗に舞う女形と、ハワイの風の中で出会った知性あふれる女性。まったく異なる世界で生きてきたふたりが引き寄せられた瞬間だった。