ここでクローズアップされるのが、「加護の会」の教祖である森林、そして教団幹部たちの存在だ。教団にとって、信者を完全に支配するためには「家庭」という世俗の絆が邪魔になる。美幸を完全に教団の所有物にするために、愛美花を邪魔者として排除したのではないかという説だ。
実行犯が美幸自身であったとしても、それを唆し、手を下すように仕向けた「真の犯人」は森林とその教団であることは間違いない。彼らにとって一人の少女の命など、信仰の証明のための道具に過ぎなかったのだ。このカルトの闇の深さこそが、本作における最大の胸糞展開と言われる所以である。