乳がんのタイプで何が変わる?4大分類の特徴・進行速度と最新治療法

乳がんのタイプで何が変わる?4大分類の特徴・進行速度と最新治療法

乳がんのタイプで何が変わる?4大分類の特徴・進行速度と最新治療法について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。

Q1:病理検査の結果が出るまで、なぜ数週間も時間がかかるのですか?
A1:針生検などで採取した組織を薄くスライスし、ホルモン受容体(ER/PgR)やHER2タンパクの発現状況を特殊な染色法(免疫組織化学染色:IHC法)で細かく分析するためです。HER2判定が微妙な場合は、さらに遺伝子の増幅を調べるFISH法などの追加検査を行うため、正確な確定診断には2〜3週間程度の時間を要します。

Q2:最初の診断から途中でがんのサブタイプが変わることはありますか?
A2:原発巣(最初にできた乳房の腫瘍)と、数年後に再発・転移した病変とでサブタイプが変化する現象(バイオマーカーの変化)は実際に一定の割合で確認されています。そのため、再発や転移が見つかった際にも可能であれば再度生検を行い、その時点のがんの性質に合わせた最適なお薬を選び直すことが推奨されています。

Q3:トリプルネガティブと告げられました。使える薬がなくて手遅れになるのでしょうか?
A3:決してそうではありません。ホルモン剤や従来のHER2分子標的薬が効かないという意味であり、抗がん剤に対する感受性(効きやすさ)はむしろ高い傾向があります。近年は免疫チェックポイント阻害薬や新規ADC製剤の導入が進み、早期治療で完全にがんを叩く確率が向上しています。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。