この都市変化は、経済的な数字にもはっきりと表れている。近鉄特急を使えば名古屋までわずか約28分という抜群のアクセス性を誇るこのエリアは、居住地としての評価を急上昇させている。
近年のリモートワーク定着に加え、四日市周辺に集積する最先端半導体工場の拡張や関連企業の進出が相次ぎ、職住近接を求めるエンジニアやパワーカップルの流入が加速。駅周辺の新築マンションは供給と同時に即完売が相次ぎ、地価上昇率は三重県内でも群を抜く。名古屋都市圏の「ベッドタウン」という受け身の立場を脱し、自立した経済と高い生活利便性を兼ね備えた「住みたい街」として、中京圏の不動産地図を塗り替えつつあるのだ。