この危機的状況に対し、自律神経研究の第一人者である順天堂大学の小林弘幸教授をはじめとする専門家たちは、呼吸筋のケアを強く提唱している。鍵を握るのは、肺の下に位置する横隔膜をしっかり上下させる意識だ。
2026年の最新アプローチとして推奨されているのが、「4-8リセット呼吸法」だ。まず鼻から4秒かけて深く息を吸い、お腹を膨らませる。次に、口から8秒かけてゆっくりと息を吐ききる。この時、胸ではなく横隔膜を大きく動かすイメージを持つことがポイントだ。吐く時間を吸う時間の倍に設定することで副交感神経が優位になり、浅くなっていた呼吸のリズムが即座に整う。デスクワークの合間に1日3セット行うだけで、脳への酸素供給量が上がり、集中の質が一変する。