新局長を占う上で欠かせないのが、35年以上にわたる番組の歴史と歴代局長が遺した足跡の振り返りです。局長が変わるたびに番組のトーン&マナーは変化し、それぞれの黄金期を築いてきました。
【歴代局長の系譜】
・初代:上岡龍太郎(1988年〜2000年)
番組の創始者であり、絶対的な権威。「アホとバカの境界線」などの歴史的傑作を生み出した論理的思考と、オカルトや理不尽に対する容赦ない舌鋒で、深夜番組から全国区の人気へと押し上げました。
・2代目:西田敏行(2001年〜2019年)
上岡さんとは対照的に、依頼文を読んだだけで号泣する人間味あふれるキャラクターで親しまれました。西田局長の温かな包容力により、番組は「感動系ドキュメンタリー」としての側面を確立し、歴代最長の約19年間にわたり局長を務めました。
・3代目:松本人志(2019年〜2026年)
番組の熱狂的な大ファンであることを公言し、満を持して就任。探偵たちのロケに対する的確かつ切れ味鋭い寸評で、純粋な「バラエティとしての面白さ」を極限まで引き上げました。
このように、「知性・論理」の上岡局長、「情・涙」の西田局長、「笑い・革新」の松本局長と、歴代局長は見事なまでに異なるベクトルで番組を牽引してきました。4代目局長にも、前任者の模倣ではない独自のパーソナリティが求められています。