稚魚飼育における水換えの極意は、「少量をこまめに」行うことに尽きます。成魚飼育のように一度に半分以上の水を入れ替える行為は、稚魚飼育では自爆行為に等しいと言えます。
飼育容器のサイズが5〜10リットル前後の小型ケースの場合、1回あたりの換水量は全体の1/5(約20%)以内にとどめるのが黄金比率です。水質悪化が気になる場合でも、一度に大量の水を変えるのではなく、「3日に1回、15%ずつ換水する」といった分散アプローチをとることで、水質変化のカーブを極限まで緩やかに保ちます。
また、餌やりの直後に水換えを行わないことも重要なセオリーです。給餌直後は稚魚が満腹状態で消化器官に血液が集中しているため、環境変化のストレスに対して最も脆弱になります。換水作業は餌やりから1〜2時間以上経過し、稚魚が落ち着いている時間帯を選んで実施するのが鉄則です。