グループの看板を背負った熱血キャラクターとしての「若旦那」から、本名である「新羅慎二」への名義変更。このシフトは、彼の表現者としての第二の覚醒を意味していた。激しいレゲエサウンドから一転、アコースティックギターを手に弾き語るスタイルや、シンガーソングライターとしての深みのある言葉選びは、新たなリスナー層を惹きつけていく。
特筆すべきは、映画音楽への進出だ。綾野剛主演の映画『ヤクザと家族 The Family』における音楽監督としての手腕は、高い評価を獲得。作品の持つ切なさと緊張感を緻密なサウンドトラックで表現し、映画界でもその才能を知らしめた。同作はNetflix等のグローバルプラットフォームでも配信され、海外の映画ファンにも彼の繊細な音作りに触れる機会を提供。Spotifyでもインストゥルメンタル楽曲やソロ名義のトラックが広く聴かれている。