新宮は単なる通過点にあらず。この街は、近代文学を代表する文豪・佐藤春夫の生誕地としても知られ、駅周辺にはどこか文学的で叙情的な空気が漂う。彼の作品に思いを馳せながら街を歩けば、路地裏に佇む味わい深い飲食店に出会えるはずだ。
現地を訪れたなら絶対に外せないのが、郷土の味覚「めはり寿司」だ。高菜の漬物で白飯や鰹節を包んだシンプルなソウルフードだが、揚げたての熊野牛コロッケや地元港で揚がった新鮮なキハダマグロのお造りと共に味わうと、旅の疲労が一気に吹き飛ぶ。駅前の老舗食堂で提供される限定ランチは、地元客と観光客で連日賑わいを見せている。