生活費を極端に制限する、あるいは逆にすべての収入を管理下に置くといった経済的虐待も、被害者を無力化する常套手段です。たとえ十分な収入がある女性であっても、「無駄遣いをしている」と責め立てられ続けることで、自分のためにお金を使うことに強い罪悪感を抱くようになります。
美容院に行く回数が極端に減る、衣服がいつも同じになる、友人とのランチを「お金がないから」と断るようになる。こうした変化は、単なる節約志向ではなく、経済的自由を奪われた結果である可能性があります。経済的な自立を奪うことは、被害者から「逃げる選択肢」を奪うことと同義なのです。