時計の針を2019年8月に戻そう。トレンドの発信地である原宿に突如出現した「東京タピオカランド」は、当時の街の熱気を象徴する巨大なランドマークとなった。企画を手掛けたのは、エッジの効いたマーケティングやタレントマネジメントで知られる株式会社ツインプラネットだ。
当時、空前の大ブームを巻き起こしていたアジアンスイーツの代名詞・タピオカドリンク。その世界観を立体的な空間へと落とし込んだ期間限定のポップアップストアとして、この施設は誕生した。従来の飲食業界における「味わいや商品の質で勝負する」というドグマをあえて脱ぎ捨て、「空間そのものを消費する」というまったく新しいアプローチを採用。体験型テーマパークとしての要素を前面に打ち出し、イベントエンターテインメント業界に鮮烈なパラダイムシフトをもたらしたのである。