「たかが凍結」と侮って水抜きを怠ると、経済的にも精神的にも甚大なダメージを被ることになります。凍結した配管が破裂した場合、壁や床の解体を伴う水道管破裂の修理費用は数万円から、配管の引き直しが必要な場合は20万〜30万円以上に跳ね上がることも珍しくありません。
さらに恐ろしいのが、凍結している最中は氷が栓の役割を果たしているため破損に気付きにくく、気温が上がって氷が溶けた瞬間に大量の水が一気に噴き出す点です。留守中に破裂した場合、床一面が水浸しになるだけでなく、階下への浸水事故を引き起こし、家財道具の弁償を含めて数百万円規模の賠償責任が発生した事例も報告されています。
火災保険の「水道管凍結破損損害」特約などで一部カバーできる場合もありますが、故意や過失(管理義務違反)とみなされると補償の対象外となるケースもあるため、事前の水抜き徹底が不可欠です。