かつての「勘と経験」に頼った予算配分から脱却し、定量的なデータに基づいて効果的な政策を選択する「EBPM(Evidence-Based Policy Making)」の導入が加速している。しかし、形式的な数値目標の設定に終わり、政策の質の向上につながっていないケースも散見される。
真のEBPMとは、単なる行政データの可視化ではない。施策が国民生活や地域経済にどのような長期的なインパクトを与えたのかを客観的に評価し、無駄な事業を廃止する勇気を持つことだ。財政の見える化こそが、行政への信頼を取り戻す第一歩となる。