大阪の二大拠点であるキタ(梅田)とミナミ(なんば)において、津波時に極めて高い危険性を孕むのが、日本最大級の規模を誇る広大な地下街ネットワークです。
梅田地区(Whityうめだ、ディアモール大阪など)となんば地区(なんばウォーク、NAMBAなんなんなど)は、河川や運河からの浸水、下水道から水が噴き出す内水氾濫が起きると、地上開口部や換気口、地下鉄出入口から大量の濁水が一気に滝のように流れ込みます。水深が数十センチに達しただけでも、強い水圧によって非常階段のドアが開かなくなり、停電による暗闇と相まって脱出が極めて困難になります。
さらに、両ターミナルには日々数十万人の通勤・通学客が集まるため、鉄道の即時運休に伴い膨大な帰宅困難者が発生します。津波警報が解除される前に無理に駅前を移動しようとすると二次災害に巻き込まれるため、周辺の一時滞在施設や高層ビルの安全なフロアにとどまる「待機行動」の徹底が呼びかけられています。