一般的なジュニアの入所プロセスは、履歴書を自ら送り、書類選考を経てオーディションに参加するという流れが通例です。しかし、京本大我の芸能界入りは、事務所の歴史の中でも極めて異例な「ハワイでの写真スカウト」というドラマチックな発端を持っています。
当時、小学校高学年だった京本大我は、家族旅行でハワイを訪れていました。その際、京本一家が立ち寄った現地の和食店(レストラン)の店主と記念撮影を行い、その写真が店内の壁に飾られることになります。その直後、偶然にも同じ店を訪れたのが、故・ジャニー喜多川氏でした。
壁に貼られた写真を見たジャニー氏は、中央に写る美少年に目を奪われ、店主に「この可愛い子は誰?」と尋ねたといいます。店主から「京本政樹さんの息子さんですよ」と知らされたジャニー氏は、すぐさま日本へ帰国後に京本政樹へ直接連絡を入れました。父親を通じて「一度遊びにおいで」と招かれたのが、2006年5月4日に開催されたKAT-TUNの東京ドーム公演でした。
見学として訪れていたはずの楽屋裏で、ジャニー氏から「YOU、出ちゃいなよ」と突然声をかけられ、ジャニーズJr.の衣装を着せられてぶっつけ本番でステージへ。この2006年5月4日が、京本大我の公式な入所日となりました。オーディションを受けることなく、1枚の写真が放つスター性だけでスカウトされたという事実は、彼が持って生まれた天性のオーラを物語っています。