文房具のコンパス売り場において、従来の常識を覆す製品群が保護者や教育関係者から圧倒的な支持を獲得しています。その火付け役となったのが、ソニックが展開するスーパーコンパスシリーズや、クツワの看板商品であるくるんパスに代表される「新世代学童コンパス」です。
かつて学童用コンパスの最大の課題は、鋭利な針による怪我のリスクと、円を描く途中で軸がブレて中心がズレてしまうことでした。発達心理学や小児運動学の知見によれば、小学校3年生前後の児童は、手首を柔軟に回しながら均一な筆圧を保つ「微細運動能力(Fine Motor Skills)」が未発達な段階にあります。従来の金属製コンパスでは、針を中心点に固定しながら本体を斜めに傾けて回すという複合的な動作が大きなハードルとなっていました。
この障壁を打ち破ったのが、コンパス 自動中心器 仕組みです。自動中心器とは、コンパスの両脚を開いた際に、頭部の持ち手(つまみ)が常に左右の脚のちょうど二等分線上に位置するよう、内部の精密なギア機構で連動させる技術を指します。これにより、脚をどれだけ開いても重心が中心軸から外れず、手ブレを起こさずに真円を描くことが可能になりました。
さらに、保護者の安全意識の高まりを受けて文具 コンパス 針 安全タイプの需要が急伸しています。持ち運び時やペンケース内で針が露出しないスライド式ガードや、ワンアクションで針先を格納するロック機構、針自体を丸みのある特殊形状に加工したモデルが定番化しました。怪我への恐怖心を取り除くことで、子どもが作図学習そのものに集中できる学習環境が整っています。