大河ドラマ『風林火山』が名作として高く評価される背景には、豪華な風林火山 キャスト陣との間に生じた凄まじい化学反応があります。とりわけ、軍師・山本勘助を泥臭く人間味豊かに演じた内野聖陽と、天上の存在のように透徹した冷徹さを放つGACKTのコントラストは、ドラマの骨格を強固なものにしました。
風林火山 内野聖陽 GACKTの演技対決は、第49回「死闘川中島」および最終回「決戦川中島」において極限のテンションに達します。乱戦のなか、愛馬を駆って武田本陣へと突入した謙信が、床几に座る信玄へ太刀を振り下ろす「三太刀七太刀」の攻防、そしてそれを阻まんとする勘助の執念。内野聖陽が放つ「泥と汗の生々しさ」に対し、GACKTが放つ「刃のような冷気」がぶつかり合うことで、時代劇屈指の名場面が生み出されました。
現場の共演者たちの証言でも、GACKTの撮影現場における立ち振る舞いは極めてストイックであったと伝えられています。待ち時間中も役柄の緊張感を崩さず、所作指導の先生方に対しても礼節を尽くす態度は、市川亀治郎や千葉真一、仲代達矢といった重鎮たちからも深い敬意を集めました。