1998年、サントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のCMに出演したことで、彼女の名は瞬く間に全国へと轟いた。「初代なっちゃん」としての彼女は、単に可愛らしいだけの少女ではなかった。どこか生意気で、それでいて眩しいほどまっすぐな瞳。青空の下でオレンジをかじる姿は、平成の広告史に深く刻まれるアイコンとなった。
当時のクリエイター陣が絶賛したのは、彼女の持つ「媚びない魅力」だった。カメラに向かってまっすぐ注がれる強い視線は、同世代の若者たちの共感を呼び、大人たちをも唸らせた。CMソングとともに流れる彼女の笑顔と不機嫌な表情のギャップは、瞬く間に日常の風景へと浸透していった。