放任栽培でも育つと思われがちなかぼちゃですが、甘く立派な実を確実に収穫するためには、適切なつるの仕立てと受粉管理が欠かせません。
【かぼちゃの摘心と整枝方法】
親づるの本葉が5〜6枚ついた段階で、親づるの先端をハサミで摘み取る「摘心(てきしん)」を行います。摘心によって下部から勢いのある子づるが複数発生するため、その中から生育の良い子づるを2〜3本選んで残し、他の余分な側枝は基部から摘み取ります。この「子づる2〜3本仕立て」にすることで、株全体に均等に日光と養分が行き渡り、風通しも良好になります。
【かぼちゃ人工授粉のタイミングと手順】
ミツバチなどの昆虫が少ない環境や雨の多い時期は、確実な着果のために人の手で受粉を行う必要があります。ここで絶対に守るべきなのが時間帯です。かぼちゃの花粉は時間経過とともに急速に劣化するため、朝9時まで(できれば7時〜8時台)に人工授粉を完了させましょう。
雄花を摘み取って花弁を丁寧にはずし、露出した雄しべの花粉を雌花の柱頭(めしべ)の先端に優しくまんべんなくこすりつけます。着果させる節位も重要で、根元に近い1番花(5〜7節付近)は実が小さくなりがちなため摘花し、10〜15節目以降に咲く元気な雌花に着果させるのが大型で甘い果実を育てる鉄則です。