Q1:千日回峰行の途中で自害するための短刀は、本当に刃が入っている本物ですか?
A1:はい、本物の真剣が用いられています。「降魔の利剣」として研ぎ澄まされた刃物であり、自らの迷いや魔を断ち切る宗教的意味合いとともに、万が一の行の中断時に命を絶つための実用的な刀として常に帯刀しています。
Q2:修行中に体調を崩した場合、薬を飲んだり治療を受けたりすることは可能ですか?
A2:原則として行の最中に外部の医療に頼ることは厳しく制限されています。薬の服用も自らの精神力で克服すべきものとされ、擦り傷や骨折であっても自力で手当てをして歩き続けることが求められます。ただし、意識不明などの生命危機に陥った場合は、寺側の判断で救護措置が取られることがあります。
Q3:千日回峰行を達成すると、どのような地位や称号が得られますか?
A3:千日を満行した僧侶には「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいだいぎょうまんだいあじゃり)」の称号が授与されます。生身の不動明王として崇められ、天皇の御所への昇殿が許されるなど、仏教界において最高峰の尊崇を受ける存在となります。