初めてこの地を訪れるなら、JR鶴見駅からバスで揺られること約10分、仲通商店街周辺から散策を始めるのがベストだ。まず足を踏み入れたいのは、昭和の面影を色濃く残す「おきなわ物産センター」。店内には沖縄本島や離島から毎日届くサーターアンダギーや珍しい島野菜が所狭しと並び、まるで那覇の牧志公設市場に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
散策の途中で小腹が空いたら、路地裏の名店で手打ち沖縄そばをすするのがお決まりのルート。カツオ節と豚骨の出汁が染み渡るスープは、横浜の海風で少し冷えた身体を優しく温めてくれる。さらに足を伸ばせば、沖縄の守り神・シーサーが屋根に佇む民家や、三線の音色が漏れ聞こえるコミュニティセンターなど、歩くほどに味わい深い景色が次々と現れる。