大阪市北区中崎西。再開発が進む梅田エリアの一角で、長年にわたり温浴文化を牽引してきたのが株式会社大東洋だ。同社が手がけるこの巨大なサウナ・スパ施設は、かつて高度経済成長期のビジネスマンたちを癒やすカプセルホテルとして始まり、やがて時代ごとのニーズを先取りしながら独自の発展を遂げてきた。
昭和の情緒を残すどこかノスタルジックな空気感と、洗練された現代的なリラクゼーション機能の共存。フロアごとに計算し尽くされた空間設計は、訪れる者を包み込むような懐の深さを持っている。幾多の不況や社会の変化を乗り越え、今なお温浴業界のトップランナーとして走り続ける背景には、利用者の「心地よさ」を一途に追求し続けてきた企業風土がある。