近年ではYouTubeの心霊系チャンネルや、Netflixで世界配信される実録ホラープログラムなどでも、過激な演出とともにこの地が取り上げられる機会が絶えない。暗闇を照らす懐中電灯の光、ノイズ混じりの音声、配信者の緊迫したリアクションは視聴者の恐怖体験を加速させるが、それらの多くは映像ビジネスとしての演出や編集の産物だ。
実際の現地記録を照合すると、怪奇音とされた音の正体は風で揺れるトタン板の擦れる音や風鳴り、野生の鳥獣が立てる足音に過ぎないことがわかっている。エンターテインメントとして過剰に消費される映像の裏側で、無断侵入による不法侵入事件が相次ぎ、地域の安全や静寂が脅かされ続けている現実は、画面の向こう側の視聴者にはほとんど届いていない。