市役所の本気度は、庁舎の外側でも遺憾なく発揮されている。2026年現在、転出入届の事前手続きや各種証明書の発行、さらには福祉関連の申請まで、約85%の行政手続きがオンラインで完結するようになった。
夜間や休日、仕事の合間でもスマートフォン一つで手続きが完了する。市が推進する「どこでも市役所」構想により、日中に市役所へ足を運ぶ必要性そのものが激減した。窓口の混雑緩和は、このオンライン化の普及と表裏一体だ。役所の窓口へ行かないことが最大の利便性であるという逆転の発想が、市民のライフスタイルを着実にアップデートしている。