国内のゲームユーザーを現在も悩ませているのが、他社製ハードとの操作感の乖離です。特にスイッチプレステボタン配置違いは、マルチプラットフォームで遊ぶプレイヤーの筋肉記憶(マッスルメモリー)に深刻な混乱をもたらしています。
任天堂のコントローラーはスーパーファミコン時代から一貫して「右側のボタン(A)が決定、下側のボタン(B)がキャンセル」という配置を採用しています。対してPS5やXboxは「下側のボタン(×/A)が決定、右側のボタン(○/B)がキャンセル」です。位置関係で見ると、Switchの決定ボタンがある位置がプレステではキャンセルボタンとなり、これが「決定したつもりが前の画面に戻ってしまう」という誤操作の直接的な原因となっています。
認知心理学の観点からも、長年培われた運動パターン(手続き記憶)を書き換えるには一定の負荷が伴います。特に瞬時の判断が求められるアクションシーンにおいて、脳内で「位置」と「記号」の二重変換が発生することが、ゲーマーのストレス要因として指摘されています。