消費者の心理的ハードルを下げる試みは、製品を作るメーカー側でも熱を帯びている。日本の技術革新を牽引するオカモト株式会社や相模ゴム工業株式会社は、単なる避妊具にとどまらない洗練されたパッケージデザインと薄さの限界に挑み続けてきた。
世界的な大ヒット商品である相模ゴムのサガミオリジナル0.01に代表される高分子ポリウレタン製コンドームは、従来の医療機器感を感じさせないスタイリッシュな個別包装を採用。コスメ用品やガジェットと見紛うような洗練されたデザインは、カバンに入れて持ち歩く際の心理的負担を劇的に軽減している。
オカモトが展開する多様なラインナップも、ユーザーの不安を払拭する工夫に満ちている。ドラッグストアの棚に並んだ際の見た目の美しさや、手に取りやすいサイズ設計など、業界を挙げて「買うのが恥ずかしい商品」から「自分をケアする日常の必需品」へのイメージチェンジが進められている。