ネット上には「ファミマに吸収されてサークルKサンクスの商品は跡形もなく消滅した」「海外も含めてサークルKという会社自体が潰れた」といった誤解が散見されます。ここでは流通記者の視点から、正確な事実を整理して誤認を正します。
第一の誤解は、「商品がすべて消えた」という点です。実際には、ファミリーマートの看板ホットスナックである「炭火焼き鳥」は、旧サークルKサンクスの開発チームと製造ラインが主導して完成させた商品です。当時、サークルKサンクスで年間数千万本を売り上げていた実績をファミリーマート本部が高く評価し、その製法をファミマ全店へ導入したところ、爆発的なヒットを記録しました。私たちが今ファミマで口にする焼き鳥には、サークルKサンクスの魂がそのまま息づいています。
第二の誤解は、「サークルKブランド自体の消滅」です。日本国内の店舗はファミマへの転換によって終了しましたが、グローバル市場に目を向けると、サークルK(Circle K)はカナダの多国籍企業「アリマンタシォン・クシュタール(Alimentation Couche-Tard)」が保有する世界的メガブランドです。現在でもアメリカ、カナダ、ベトナム、香港など世界各地で数千店舗規模の「Circle K」が元気に営業を続けています。消滅したのはあくまで「日本のライセンス運営会社としてのサークルKサンクス」である点に留意する必要があります。