ここで改めて、イェゴン・ヴィンセント選手の基本プロフィールとトラック競技での実績を振り返ります。
ケニア西部のチェプキサス出身のヴィンセント選手は、陸上強国ケニアの恵まれた環境で育ち、高校卒業後に日本の東京国際大学へ進学しました。当初から類まれなストライドの広さと滑らかな重心移動が高く評価されていましたが、大学での本格的なトレーニングによって持久力と勝負強さが一段と研ぎ澄まされました。
トラック種目における実力も突出しており、10000mの自己ベストは27分24秒42、5000mでも13分15秒台の好記録を保持しています。トラックでのスピードがそのまま駅伝の単独走におけるハイペース維持力へと直結していたことが、タイムからも明確に読み取れます。
なお、同時期に箱根駅伝を走った選手として国士舘大学のルカ・ヴィンセント選手がいますが、両者は同姓の別人で血縁関係はありません。ルカ選手も国士舘大学のエースおよび主将格としてチームを牽引し、予選会突破や本選出場に大きく貢献した実力者です。