THE BRIDGEが歩んだ軌跡は、日本の独立系Webメディアが直面するマネタイズの課題と、プラットフォームへの合流という業界全体の構造変化を象徴しています。
創業者である平野武士氏や池田将氏らは、イベント主催と連動したスポンサーシップや会員制モデル「BRIDGE MEMBERS」など、多彩な収益化モデルを模索しました。しかし、PV(ページビュー)依存のバナー広告モデルが頭打ちとなる中、メディア単体での継続的な採算確保には常に高いハードルが存在していました。
こうした中、2018年4月にプレスリリース配信サービス最大手である株式会社PR TIMESが株式会社THE BRIDGEを完全子会社化しました。公式発表資料によると、この買収は「スタートアップ企業の情報流通を川上(一次取材)から川下(プレスリリース配信・拡散)まで一気通貫で支援する」ことを目的とした戦略的アライアンスでした。
買収後、PR TIMESの持つ強固な営業力・顧客基盤との連携が進められましたが、近年の情報流通の主軸がSNSやオウンドメディア、特化型プラットフォームへシフトする中で、メディア単体サイトとしての役割は見直され、ブランドの再編とサービス統合が進められることとなりました。