発症から48時間以内に処方される抗ウイルス薬は、ウイルスが増殖するスピードを抑えることで、有熱期間を確実に短縮させます。現場で処方される主要な薬剤の特徴と解熱スピードを比較します。
タミフル服用後の解熱期間
カプセルタイプで長年使われているタミフル(一般名:オセルタミビル)は、1日2回、5日間服用する標準治療薬です。タミフル服用後の解熱期間は、服薬開始からおおむね36〜48時間とされています。確実に血中濃度を保ちながらウイルスを叩くため、安定した効果を発揮します。
ゾフルーザ解熱効果と特徴
1回のみの単回服用で治療が完結するゾフルーザ(一般名:バロキサビル マルボキシル)は、ウイルスの増殖を直接止める新しい機序を持ちます。ゾフルーザ解熱効果はタミフルと同等かそれ以上に早く、投薬後24〜30時間前後で解熱に至るケースが多く報告されています。服薬の手間が少ない反面、耐性ウイルスの出現リスクについて医師の診断方針が分かれる場合もあります。
どちらの薬を選択した場合でも、熱が下がったからといってウイルスの排出が止まったわけではありません。学校保健安全法で定められた「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」の出席停止期間は厳守する必要があります。