結成数ヶ月のコンビが賞レースで疾走する快進撃も、珍しい光景ではなくなった。若手芸人にとって最大の目標であるM-1グランプリや、コントの頂点を決めるキングオブコントの存在が、コンビ結成のスピード感を劇的に加速させているからだ。
かつては「数年の下積みを経て息を合わせる」のが常識だったが、現在の賞レース戦線では、個々のスキルが高ければ結成直後から即戦力として結果を残すことが可能だ。実際、相方募集掲示板を通じて知り合い、結成半年足らずで予選の上位に食い込むユニットも登場している。お互いに足りないピースを補完し合い、無駄な人間関係の摩擦を排してビジネスパートナーとして割り切るスタンスが、かえってネタの純度を高めるという興味深い現象も起きている。