名作『ひよっこ』(NHK)でヒロインを演じた際、彼女は意図的に体重を約5キロ増やして撮影に臨んだ。昭和の農村で育った素朴な少女像を演じ切るためだ。この徹底した役作りによって頬の肉付きが増し、視聴者の記憶に「ふっくらとした輪郭」が強く焼き付いた。役者としてのプロ意識が生んだシルエットが、奇妙な形で一人歩きした典型例と言える。
一方で、近年のNetflix世界配信作品『さよならのつづき』では、洗練された大人の女性像を提示している。骨格診断に基づく衣装設計が取り入れられ、ウエストラインを強調したシルエットや肩周りの落ち感を生かした着こなしが徹底された。役柄ごとに体重や雰囲気をコントロールする柔軟性こそ、彼女が第一線に君臨し続ける所以である。